新型コロナウイルス感染症の影響で2回延期となっていました「おとなの笑学校」が開催されました。

シニア世代のコミュニティ

 「おとなの笑学校」は、シニア世代が集まり交流する会です。構成は、前半が授業形式で回ごとに変わる教科を学習し、後半は歌を歌ったり、お茶と手作りおやつを味わいながら参加者同士が交流できる自由時間となっています。

地域について学べる授業

 今回は、社会科の授業で「地域の変化を知る“ものさし”」をテーマに学習しました。地域の変化を知るために、久美浜町全体と佐濃小学校の児童数、各集落人口の推移を見ていきました。
 人口減少による過疎化が急速に進む中、佐濃地区では地域を元気にしようと始まった取り組みがたくさんあります。朝市、サロン経営、婚活など、定期的に活動を続けて来られました。しかし新型コロナウイルス感染症の流行により地域活動の中止が続き、人が集まる機会は減ってしまいました。しかしコロナ禍になったことで都会から離れ地方に移住される方は増えてきています。この変化にどう対応していくか考えることが重要であり、地方のこれからについて学習するいい機会となりました。

音楽やおやつで楽しい時間

 授業に集中した後は、自治会長の伴奏で、青春賛歌を5曲歌唱されました。皆さん、マスクをつけての歌唱でしたが、会場には綺麗な歌声が響いていました。
 その後は、自由におしゃべりタイムです。皆さん、コーヒーと少しのおやつで久しぶりに会う友人との会話を楽しんでおられました。今回はコロナ禍なので、手作りおやつはお持ち帰り用に用意されました。

「小学校」ではなく「笑学校」

  活動名通り、会場は参加者と主催者全員の笑顔と明るい声でいっぱいでした。簡単に集まれないこのコロナ禍で、自宅を出てこのようなイベントに参加することは、気分転換になるし、友人と楽しい時間を共有できます。主催者側は準備するにあたって、参加者に喜んでいただくために、普段とは違う雰囲気づくりを大切にされています。機業センターの入り口や会場のテーブル上には、春を感じられるお花や野草を飾りました。皆さん、終始楽しそうに会場の設置や手作りおやつの用意をされているのが印象的でした。

 次回は5月19日(木)に開催される予定です。