直売所「火水風」へ取材に行ってきました。
店内は地元の採れたて野菜でいっぱい
佐濃地区、永留の国道沿いにある火水風(ひみか)。店内は、朝採れの旬の野菜や魚介類、加工品、お惣菜でいっぱいです。
この直売所の仕組みは、生産者が自ら農産物の梱包をして、お店に持ち込みます。生産者が商品の値段を決め、お店で値段やバーコードの入ったラベルシールを出してもらいます。それを商品に貼り付け、陳列します。商品が売れると、販売手数料を引いた売上金が生産者の元へ入ります。
地産地消のよりよい環境づくりを
火水風を経営する前田さんは、以前は地元の観光旅館に勤められていました。その中で、地元においしい新鮮なものがたくさんあるのにも関わらず、地元外から運び込まれる食材の多さにいろいろ思うところがあり、農産物の直売所を始められました。
始めるにあたって、直売所の建設と農産物を提供してくれる農家探しをほぼ同時に進めました。建物は大工さんに教えてもらいながら、自力で建設しました。
オープン当初は建物も簡単な作りで、夏は暑く、冬は寒いという過酷な中、営業を続けました。軌道に乗るまでは苦労されたと思います。しかし、粘り強く取り組まれたことで、10年たった今では農産物を提供してくれる地元の農家も増えるとともに、利用者も増え、地産地消のよりよい循環作りに貢献する場所として存在感を示しています。
つづきます。
―火水風(ひみか)―
2010年8月オープンの農産物直売所。食に関わるお仕事をされていた店主が、食材の流通のシステムを地域に特化したものにしたいという思いで、地元の農産物の受託販売をはじめる。野菜や魚介類だけでなく、地元の方が作った惣菜や漬物も並ぶ。営業時間は8:30~18:30。
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