「辻べえ」でこんにゃく作り体験をしました。

―材料―
こんにゃく芋(3年物)1㎏、湯3.6ℓ、水酸化カルシウム(消石灰)5g
―作り方―
➀こんにゃく芋は洗って適当な大きさに切って茹で、箸が通るくらいに煮えたら皮をむく。
(皮がついたままだと黒っぽいこんにゃくができる。)
➁茹でたこんにゃく芋とぬるま湯をミキサーにかけ、よく練る。そして一晩置く。
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➂➁をボウルに移し、ぬるま湯を少し加えてよく練る。
➃よく練ったら凝固剤である石灰水を混ぜ、再びよく練る。
➄型枠に流し込み、押さえつけて、空気を抜く。
➅適当な大きさにカットし、熱湯で20~30分煮る。

立派なこんにゃく玉

 ここまで大きくなるのに3年かかるこんにゃく芋。春に植えつけ、秋に収穫し、貯蔵し冬を越したら、また春に植えつけ、を繰り返します。最近の夏は気温が高く、暑すぎるのでこんにゃく玉を育てるのが難しいと辻村さんがおっしゃっていました。

練る作業がとにかく大変

 私はこんにゃく芋をミキサーにかけた後の、➂➁をボウルに移し、ぬるま湯を少し加えてよく練る。ところから体験しました。ミキサーにかけたものを練る工程がとにかく大変だそうで、前日に30分練ったと辻村さんから聞きました。今回はご主人が目の前で手本を見せてくださって、真似して練る練る練る練る。。。。。。ダマがなくなり、なめらかになったら石灰水を加えて、再びよく練る。こんにゃく芋は触れると痒くなるので、手袋をつけて作業しました。

成型して、茹でます

 練って、ある程度きれいにまとめたら、大工さんに頼んで作ってもらったという型枠に移し、上手に押しながら薄く伸ばしていきます。手に水をつけながらすると、感触もプルプルで気持ちよく、スルスルと綺麗に伸ばせます。あとは均等に切り分け、お鍋で20分~30分茹でたらできあがりです。

 私は作りたてのこんにゃくを、刺身のように切り分け、わさび醤油で美味しくいただきました。こんにゃくは低カロリーで腸内のお掃除をしてくれるので、食べていて罪悪感もなく、お箸が止まらずパクパクとたくさん食べてしまいました。お店ですぐに買えるこんにゃくですが、手作りすると一層おいしく感じます。こういった季節ごとの手仕事をこれからも体験できるのが楽しみです。辻村さん、お世話になりました。ありがとうございました。