~遊休農地を活用し、農作物をつくるプロジェクト~

だれでも気軽に畑しごとができる場所

 6月25日、朝9時からスタートしました。このプロジェクトは地域内の使われていない農地を活用し、小豆や蕎麦を栽培するものです。農業初心者でも気軽に農業に挑戦できること、畑仕事してみたいと思ったときにすぐ体験できる仕組み、地域の人、地域外の人、さまざまな人が訪れる畑をめざしています。

 畑は17aの広さで、一から農地を耕したり、畝を立てたりする作業に農機は使いません。想像するだけで大変な作業ですが、その大変さを皆で経験し、気持ちを共有しながら畑を作る過程を楽しんでいきたいと思っています。

農業初心者でも大丈夫、15本の畝ができました

 今回、イベントのことを知った京丹後市内の方、関係者など、子どもを含め、延べ16名の方が参加してくださいました。6月末にも関わらず、この日はとても暑く、30分作業を続けることさえとても大変でした。
 畝幅は60㎝に設定し、木と紐でガイドとなるものを用意しました。歩くところ(溝)を掘り、土を畝になるところに盛っていきます。

 この日は比較的土が柔らかく、耕しやすかったです。何度も休憩を挟みながらも、お昼すぎには15本の畝ができました。参加した子どもたちは、お母さんの真似をして耕してみたり、虫を追いかけ回ったり、畑で自由に遊んでいました。

雨が降った後に耕す方が良いと知る

 一週間後、再び耕しました。前回来てくれた方、はじめての方、9名の方に参加していただきました。今回は土が乾いていて、非常に固く、土を起こす作業が難しかったです。こんな時に耕運機を導入したら、どれほど楽か。そんなことも話しながら、全員でがんばって耕しました。

 参加者の中には、米を作りたいと思っているけれど、使っていいよと言われた場所が耕作放棄地で、このイベントのチラシを見て、参加してみようと思ったという方や、畑をしたいけど、一人ではなかなかはじめられなくて、という方がいました。そんな方々のためにも、気軽に立ち寄ることができて、簡単な畑作体験ができる場所をつくりたいと改めて思いました。

 3週間にわたっての作業は、日照りが続いたり、大雨が降ったりで、草が大量に生え、せっかく作った畝の土が流れ、自然の影響をたくさん受けました。しかし、写真のようになんとか畝づくりができました。

畑づくりはまだ始まったばかり

 畑づくりのいろいろなアイデアも集まっています。好きな野菜や花を育てたり、余った木材でプランターを作ったり、コンポストで堆肥を作ったり、この畑でできそうなことがいっぱいです。
 暑い中での農作業は本当に大変でしたが、あずきの畝づくりを終え、時間と労力があれば機械なしでもできると自信がつきました。また同時に機械がどれほど便利なものか改めて実感することができ、機械がない時代農業に取り組んでいた方たちを心から尊敬しました。

 今後は、蕎麦用の畝づくり、獣害対策をしていきます。開催日などの情報はSNSにて発信していきますので、興味のある方はフォローをお願いします。これまでご参加いただいた方々、暑い中本当にありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願いします。