佐濃地区丸山のトマト農家野村さんの取材に行ってきました。

大規模なトマト農家

 野村さんは14棟のビニールハウスを管理し、そこで大玉のトマトを栽培されています。養液栽培と樽栽培をされており、年二回種から育てます。今、生長中のトマトは一月末に種をまいたもので、黄色い花をつけ、場所によっては小さい緑の実がついていました。

 樽栽培という栽培方法は初めて見ました。樽の中に土ではなくヤシガラを入れてそこに養分を流し込み、育てる方法だそうです。

 この日は外気温が25度を超えていて、ビニールハウス内の気温は、聞くと35度とのことでした。何もしなくても汗ばむくらい暑かったです。

 

わき芽かきの手伝いを少しだけ

 わき芽かきを少し体験させていただきました。わき芽かきは葉が茂りすぎて、日当たりや風通しが悪くなるのを防ぎます。わき芽は主軸から生えていて、花の枝の下にあります。間違えて実がなる花の枝を摘んでしまわないよう、一個一個教えていただきながら摘み取りました。

 カエルがいました。カエルは虫を食べるので、虫からトマトを守ってくれています。

こだわりは4年前に導入した暖房設備

 この機械は、樽栽培をはじめられたときに導入されたもので、薪を燃やし、水を温め、それをビニールハウス内に循環させることで全体を温めます。燃料や電気のエネルギーを使わず、不要な木材で熱を作ることができるのは画期的だと思いました。

積極的に地域活動に取り組む

 野村さんは過去に佐濃地区の事業にも関わっておられ、地域の朝市や婚活イベントで企画・運営に携わりました。それゆえ話をしていると地域への思いも強いと感じました。最近賑やかになってきた丸山から佐濃を盛り上げてほしいです。

 トマトは主に京都市内への出荷となりますが、近場だと火水風で買うことができるそうです。野村さんの育てられたトマトが食べられるのも楽しみです。

野村さん、お話ありがとうございました。